2020.08.22

北九州記念は「100万超え」続出。
人気薄、軽ハンデの牝馬で大きく狙う

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

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 8月23日、小倉競馬場でGⅢ北九州記念(芝1200m)が行なわれる。

 このレースは今回で55回目となるが、「芝1200mのハンデ戦」として開催されるのは2006年から15回目だ。その間、2008年の勝ち馬スリープレスナイト、2007年6着のアストンマーチャンが、次走のGⅠスプリンターズS(中山/芝1200m)を勝利。昨年4着のモズスーパーフレアも、スプリンターズSで2着になったのち、今年のGⅠ高松宮記念(中京/芝1200m)を勝利しており、秋、さらに先のGⅠを占う意味でも重要な一戦だ。

 荒れるレースとしても知られ、2014年には3連単で395万3810円を記録。そのほか、距離が1200mになった2006年以降だけでも、2007年と2017年に3連単で「100万円超え」が出ているため、人気薄の馬から狙っていけるレースだ。

 このレースの特徴として、牝馬が強いことが挙げられる。「芝1200mのハンデ戦」になってからの14回で、牡馬の6勝に対して牝馬は8勝しており、2着、3着もともに8回。牝馬の連対率は牡馬の9.2%を大きく上回る15.8%という好成績を残している。

 今年も魅力的な牝馬が多数登録しているが、筆者が真っ先に挙げるのはカリオストロ(牝3歳/栗東・加用正厩舎)だ。

昨年12月の万両賞で勝利したカリオストロ 同馬は重賞未勝利の3歳馬だが、昨年の万両賞(1勝クラス、阪神/芝1400m)で1分20秒4という2歳コースレコードタイムを出したスピード馬。前走の橘S(京都/芝1400m)を勝利してから、約3カ月ぶりの実戦となる。

 小倉芝1200mでは2戦して2着2回と、勝利はないが崩れていない。千両賞では1000m通過56秒9のハイラップを刻んで逃げたように、1400m戦で見せる素軽い先行力、ここ数レースでの充実ぶりから見ても、今回のメンバーに入っても通用しそうな気配を感じる。

 何より重賞実績がないことから、51kgの軽ハンデで臨めるうえ、それほど人気を集めなさそうなのも魅力的。2018年にも、重賞未勝利の3歳牝馬ラブカンプー(ハンデ51kg)が7番人気ながら3着に入り、続くGⅠスプリンターズSでも11番人気で2着。昨年もディアンドル(ハンデ52kg)が3番人気で2着に入った。軽ハンデの3歳牝馬は狙い目だ。