2020.07.25

アイビスSDはコース実績重視。
「千直」に強い期待の新勢力が2頭いる

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by photo by Eiichi Yamane/AFLO

わずか1分で大儲け。穴党記者垂涎の4頭は?>>

 7月26日、新潟競馬場でGⅢアイビスサマーダッシュ(新潟/芝1000m)が行なわれる。直線芝1000mでのレースが行われているのは日本で新潟競馬場のみ。アイビスSDは、そこで開催される、日本で唯一の「芝1000m重賞」だ。

新潟の「千直」で2勝目を狙うナランフレグ 特殊なコースで行なわれることもあり、コース実績が重要なポイントになる。昨年の勝ち馬であるライオンボス(牡5歳/美浦・和田正一郎厩舎)、一昨年の勝ち馬であるダイメイプリンセス(牝7歳/栗東・森田直行厩舎)は、ともに新潟の直線芝1000mで2戦2勝してこのレースに臨んでいた。

 その2頭は今年も出走予定だが、今回はフレッシュな新勢力を狙ってみたいところ。そういう意味では、ジョーカナチャン(牝5歳/栗東・松下武士厩舎)が気になる存在だ。

 同馬は新潟の直線芝1000mで4戦して2勝、2着1回。前走の韋駄天S(新潟/芝1000m)では、勝利したライオンボスとアタマ差の2着と好走している。昨年のルミエールオータムダッシュは10着と敗れたが、同レースは6カ月ぶりの出走で体重も18kg増と大きく増えていたように、万全の状態ではなかった。

 今回は年明けから3戦をこなし、約3カ月ぶりとなった前走で2着に入ったように、このレースを目標に仕上げてきた印象だ。5歳でまだ11戦とキャリアは浅いが、今年はリステッド競走の淀短距離S(京都/芝1200m)でも2着に入るなど力をつけている。父は名スプリンターのロードカナロアで、血統的にも魅力十分だ。

 新勢力としてもう1頭、ナランフレグ(牡4歳/美浦・宗像義忠厩舎)を挙げたい。

 前走の韋駄天Sでは2番人気で5着。勝負どころで行き場を失い、仕掛けが遅れながら上がり3Fは31秒6と、メンバーの中で最速タイムを記録している。新潟の直線芝1000mでは、昨年の閃光特別にも出走。馬場の真ん中あたりを鋭く伸び、2着に1馬身1/4差をつける鮮やかな差し切り勝ちを見せている。