ダービーは2強が断然も一角崩しなるか。注目馬は皐月賞未出走組にいる (3ページ目)

  • 大西直宏●解説 analysis by Onishi Naohiro

 その中から、コントレイル、サリオスと互角の競馬ができる可能性があるとすれば、ワーケア(牡3歳)でしょうか。同馬を今回の「ヒモ穴馬」として取り上げたいと思います。

皐月賞をパスしてダービーに挑むワーケア皐月賞をパスしてダービーに挑むワーケア ワーケアはGII弥生賞(3月8日/中山・芝2000m)で2着となって、皐月賞への出走権を獲得しましたが、同レースの出走を見送って、ダービーへ直行という形を選択しました。それは別に、一昨年のダノンプレミアムのように脚元に不安があって、レース間隔を空けざるを得なかった、というわけではないようです。

 皐月賞を回避した詳しい事情はともかく、疲労なくダービー一本で調整されてきたことは、プラスに捉えていいでしょう。

 手綱を取るのは、ルメール騎手。皐月賞ではサトノフラッグ(牡3歳)に騎乗しましたが、今回はずっと主戦を務めてきたワーケアとのコンビ復活です。昨年は、サートゥルナーリアとともに挑む機会を逸してしまったダービーですから、その士気は相当高いと思います。

 ワーケアを管理するのは、手塚貴久厩舎。先週のオークスでは3頭出しで、最初からオークス狙いだったというウインマリリンが2着に好走しました。

 ワーケアも、GIホープフルS(3着。12月28日/中山・芝2000m)や弥生賞の時から、あくまでも大目標はダービーと公言していた馬。2戦2勝の東京で、過去最高の走りを見せてくれる可能性は十分にあると思います。

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