2020.05.29

ダービーは今年も荒れる。
穴党記者が推す「第2のロジャーバローズ」

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 3歳牡馬クラシックの第2弾、GI日本ダービー(東京・芝2400m)が5月31日に行なわれる。

 今年は、第1弾のGI皐月賞(4月19日/中山・芝2000m)を4戦無敗で制したコントレイル(牡3歳)が本命視され、同2着のサリオス(牡3歳)が有力な対抗馬と見られ、この「2強」の争いといった見方が強い。

 とはいえ、コントレイルと同様、無傷で一冠目を手にしたサートゥルナーリアが昨年、断然の人気を背負いながら4着と敗戦。波乱のダービーとなったことは、記憶に新しい。

 また、過去10年の3連単の配当を見れば、半分の5回が10万円超え。一昨年には、200万円超えの超高配当が飛び出すなど、ダービーは思いのほか”荒れる”レースなのだ。

 では、今年はどうか。

「やはり”2強”が抜けていると思います」と言うのは、スポーツ報知の坂本達洋記者である。

「GII青葉賞(5月2日/東京・芝2400m)を勝ったオーソリティが故障してしまい、ほかのトライアルを含めて、別路線からもこれといって目立つ馬が出てきませんでしたからね」

 既存勢力との勝負づけは皐月賞で済んでおり、新興勢力にも際立った存在がいない、というのが坂本記者の見解だ。これには、日刊スポーツの太田尚樹記者も同意。「コントレイルは、アラ探しをするのが、難しい存在ですよね」と語る。

 それでも、両記者ともに「今年も”第2のロジャーバローズ”がいるかもしれません」と口をそろえ、昨年のレースで逃げて波乱を起こしたロジャーバローズのような、ダークホースの台頭に微かな期待を寄せる。