2020.04.10

桜花賞ではディープの血が騒ぐ。
血統的に高勝率→2頭を本命に推す

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Ito Yasuo/AFLO

 4月12日、阪神競馬場で3歳牝馬クラシック第1弾・GⅠ桜花賞(芝1600m)が行なわれる。

 昨年の最優秀2歳牝馬レシステンシアが、断然人気だった3月7日のGⅡチューリップ賞(阪神/芝1600m)で3着に敗れ、やや混戦ムードが漂う今年の桜花賞。そんな中で筆者は、昨年のGⅢアルテミスS(東京/芝1600m)の勝ち馬リアアメリア(牝3歳/栗東・中内田充正厩舎)を本命に指名する。

昨年のアルテミスSを勝利したリアアメリア 同馬は昨年、圧巻の内容でデビュー2連勝を飾った。2歳戦開幕の6月1日、この世代のJRA最初の新馬戦(阪神/芝1600m)では大きく出遅れながら、馬なりで徐々に進出。直線に入ってもほとんど追うことなく、あっという間に後続を8馬身突き放す圧勝だった。

 約5カ月後のアルテミスSでも、後方追走からやや行きたがる面も見せたが、直線で大外に追い出されると、そこから力強い伸び脚を見せて鮮やかな差し切り。着差は3/4馬身とそれほど大きくはなかったが、上がり3Fは33秒0という優秀な数字を計測した。

 その大物感溢れる内容から、続くGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神/芝1600m)では単勝1.8倍と圧倒的な1番人気だったが、いつものように後方追走も、伸びを欠いてまさかの6着に敗退した。敗因は、それまでの2戦よりペースが大幅に速く(1000m通過はアルテミスSより約3秒速い57秒5)、それに戸惑ったなど、さまざまな要因が考えられる。しかし、どんなに強いサラブレッドでも、レースの流れに乗れなかったり、気分が乗らなかったりすると力を出せないもの。デビューからの2戦でその実力の高さは証明しており、前走の敗戦は度外視したい。