京都記念、人気馬に危険な歴史。むしろ3番、6番人気が好走している (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 残る2頭、アメリカズカップドレッドノータスを、ここでは「穴馬」候補として推奨したい。

 アメリカズカップは、3歳時にGIIIきさらぎ賞(京都・芝1800m)を勝利。以降、重賞勝ちはなく、近走も振るわないが、今回は3カ月の休養を経てのリフレッシュ効果が見込める。加えて、"荒れ馬場"を得意とし、今の京都の馬場なら一発あってもおかしくない。

 ドレッドノータスは、2歳時にGIII京都2歳S(京都・芝2000m)を快勝。その後、重賞勝ちからは遠ざかっていたが、2走前のGII京都大賞典(10月6日/京都・芝2400m)で、およそ4年ぶりに2度目の重賞制覇を飾った。

 続くGI天皇賞・秋(10月27日/東京・芝2000m)では16着に敗れるも、そこはさすがに相手が悪かった。それに比べると、今回のメンバーレベルはグッと落ちる。こちらも、重賞2勝を挙げている得意な京都で、巻き返しがあっても不思議ではない。

 春の大舞台を目標とした馬たちが人気を集めるなか、虎視眈々とチャンスをうかがう伏兵たち。そのチャンスを生かす馬が、ここに挙げた3頭の中にいるかもしれない。

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