国枝厩舎で「秋のデビュー組では一番」。モーソンピークに称賛の嵐 (2ページ目)

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

「厩舎の期待度は、非常に高いですね。国枝厩舎には、すでに勝ち星を挙げている2歳馬が何頭もいますが、それらを差し置いて、モーソンピークが『秋にデビューする組では一番』という評価を受けています。アーモンドアイの担当スタッフが見ているようですが、それも馬主側からのリクエストがあったとか。関わる人の期待度の高さが見て取れますよ」

 陣営からの評価がすこぶる高いモーソンピーク。同馬への期待の大きさがうかがえる言葉がさらに続く。前出のトラックマンが語る。

「スタッフが言うには、モーソンピークのどこがいいというより、『トータルで、すべてのレベルが高い』とのこと。おそらく、デビュー戦での取りこぼしなんて、考えていないでしょうね。

 もともと10月末にデビューする予定が、体質の弱さがあって先延ばしにしました。それが、プラスに働いたようです。中間の調整も、順調そのもの」

 デビュー戦は、11月24日の2歳新馬(東京・芝1800m)。鞍上は、短期免許を取得して、今週から日本で騎乗しているウィリアム・ビュイック騎手が務める予定だ。

 国枝厩舎から、またもスターホースが誕生するのか。モーソンピークの初陣は要チェックである。

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