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秋華賞に挑むダノンファンタジー。
残り一冠獲得へ視界良好、油断なし (3ページ目)

  • 新山藍朗●文 text by Niiyama Airo
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

「課題は、やはり距離。この馬の適距離は、おそらくマイルくらいでしょうから。それでも、もともとのポテンシャルの高さで、秋華賞の2000mはこなせると思います。

 それと実は、秋華賞の次は、より距離の長いGIエリザベス女王杯(11月10日/京都・芝2200m)へ、という声が陣営から聞こえてきています。つまり陣営は、ダノンファンタジーが2000mの距離をこなすことに、"自信をつかんだ"ということでしょう。

 馬体に成長がないという意見もありますが、馬は元気いっぱい。繰り返しますが、ポテンシャルは相当なものですから、それが維持できれば、それ以上を求める必要はないと思います。

 とにかく、今度はきっと、桜花賞の負けが生きるはず。秋華賞では、勝ち負けできると思っています」

 秋華賞へ向けて、再び視界は良好。だが、もはや陣営に油断はない。ダノンファンタジーが「3歳牝馬三冠」の最後の一冠を手にする可能性は、かなり高い。

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