2019.10.05

京都大賞典は例年の傾向から一変。
好位から粘り込める3頭が狙い目だ

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 今週末の10月6日(日)、日本時間の深夜(23時05分発走予定)にフランスのパリで世界最高峰のレース、GI凱旋門賞(ロンシャン・芝2400m)が行なわれる。日本調教馬は、ブラストワンピース(牡4歳)、フィエールマン(牡4歳)、キセキ(牡5歳)の3頭が出走。世界の強豪馬を相手にどんなレースを見せるのか、必見である。

 一方、日本では同日、関東でGII毎日王冠(東京・芝1800m)が、関西ではGII京都大賞典(京都・芝2400m)が行なわれる。両レースとも、この秋の大舞台へと直結するレースゆえ、こちらも見逃せないレースとなる。

 京都大賞典は、例年GI実績のある馬が顔をそろえ、比較的少頭数になりやすいレースだが、今年はそうした傾向からガラッと変わって、GI勝ち馬は不在。連対経験馬もアドマイヤジャスタ(牡3歳)、エタリオウ(牡4歳)、グローリーヴェイズ(牡4歳)、クリンチャー(牡5歳)の4頭と少なく、グレード制が導入された1984年以降では最多となる17頭が出走する。

 少頭数で行なわれることが多いレースとはいえ、1番人気は過去10年で3勝と、意外と波乱含みのレースと言える。そうした傾向にあって、今年は荒れる要素が一段と増しているだけに、今後のGIシリーズへの資金確保も見込める好配当が期待できそうだ。

 実際、先述したGI連対経験のあるエタリオウとグローリーヴェイズが中心視されているが、どちらも不安要素を抱えている。

 グローリーヴェイズはGI天皇賞・春(2着。4月28日/京都・芝3200m)以来となる休み明け。目標が先にあることを考えると、ここではまだ調整途上の可能性がある。「最強の1勝馬」と称されるエタリオウも、結局は勝ち味に遅い馬。GI馬不在とはいえ、勝ち切る力があるかどうかは疑問だ。

 では、どの馬が狙えるのか。中日スポーツの大野英樹記者は、展開面を考慮して、ダンビュライト(牡5歳)に注目している。

京都大賞典で重賞3勝目を狙うダンビュライト