わずか2頭も、今年のジャパンCに挑む外国馬を侮ってはいけない (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Getty Images

 ちなみに、そのクリスタルオーシャンは、最新のワールドランキングで6位タイ。天皇賞・秋(東京、芝2000m)を勝ったレイデオロ(牡4歳)が13位タイ、スワーヴリチャード(牡4歳)が28位タイということを考えると、カプリが決して侮れない存在であることがわかる。

 鞍上は、お馴染みライアン・ムーア騎手。ジャパンCはすでにジェンティルドンナ(2013年)で制しているが、主戦厩舎の馬で臨むとなれば、一段と本気度も増すことだろう。

 そして何より、世界屈指のオブライエン調教師が、数多くの管理馬の中から、日本への"刺客"として選んだのが、カプリである。その事実からして、2005年のアルカセット以来、13年ぶりの海外招待馬の戴冠があってもおかしくない。

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