2018.09.21

2強が注目されるオールカマー。
休み明けの人気薄3頭が下克上を成す

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 秋の古馬”王道路線”となるGIシリーズの前哨戦、GIIオールカマー(中山・芝2200m)が9月23日に行なわれる。

 過去10年で1番人気が3勝、2着4回、3着1回と安定した成績を残しているため、比較的”堅いレース”といった印象があるが、過去には伏兵の台頭が何度か見られている。代表的なのは、2013年に9番人気で勝ったヴェルデグリーン。休み明けながら、重賞実績豊富な人気馬たちをまとめて蹴散らした。

 また、2010年には5番人気のシンゲンがドリームジャーニーら実力馬を下して勝利。昨年も5番人気のルージュバックが勝って、初秋のお馴染みの一戦は、意外と波乱含みのレースなのである。

 その他、2、3着に人気薄が飛び込んでくることが多く、2014年には2番人気のマイネルラクリマが勝利し、2着に7番人気のラキシス、3着に12番人気のクリールカイザーが入って、3連単は25万5930円という高配当をつけた。

 とすれば、穴党の出番も十分にある。そこで、過去10年の結果を参考にして、今年、人気馬にひと泡吹かせそうな「穴馬」を探し出してみたい。

 まず注目したいのが、先述したヴェルデグリーン。同馬はその年の1月から3月にかけて、500万下、1000万下、1600万下と3連勝を飾った。まさに”上がり馬”と言える勢いを見せていたが、重賞初挑戦となる続くGIII新潟大賞典(新潟・芝2000m)で10着と惨敗。そのまま休養に入った。

 そして、およそ4カ月半の休みを挟んで臨んだオールカマーで、見事な勝利を挙げた。初重賞で馬群に沈み、さらに休み明け初戦ということもあって、人気は急落していたが、休養中に立て直しを図って結果を出した。条件戦とはいえ、3連勝した実力も伊達ではなかったということだ。