2018.09.20

信頼のダービー馬か血統の皐月賞馬か。
神戸新聞杯は2頭がガチで勝負

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Motoo Naka/AFLO

 9月23日、阪神競馬場では3歳馬によるGI菊花賞(10月21日)のトライアルレース、GII神戸新聞杯(芝2400m)が行われる。

 GIオークスの上位3頭が出走しなかった牝馬のGIIローズSに比べ、こちらはGI日本ダービー馬のワグネリアンと、GI皐月賞馬で日本ダービー2着のエポカドーロという、”トップ2”の2頭が出走してくる。

5月の日本ダービーを制したワグネリアン 皐月賞馬と日本ダービー馬がこの神戸新聞杯で対決するのは、エアシャカールとアグネスフライトが出走した2000年以来。この時は日本ダービー馬アグネスフライトが2着、皐月賞馬エアシャカールが3着に敗れ、3番人気のフサイチソニックが勝利した。その後、エアシャカールは続く菊花賞を制している。

 果たして、今年はどのような結果になるだろうか。菊花賞まで念頭に置きつつ、今回はこの2頭の比較を中心に分析していこう。

 まずは日本ダービー馬ワグネリアン(牡3歳/栗東・友道康夫厩舎)。昨年のデビューから3連勝でGIII東京スポーツ杯2歳S(東京・芝1800m)を勝利したものの、今年はGII弥生賞(中山・芝2000m)2着、GI皐月賞(中山・芝2000m)7着と連敗。日本ダービー(東京・芝2400m)では単勝12.5倍の5番人気と評価を落としたが、外枠17番から好位4~5番手につける積極的な競馬で、見事に3歳馬の頂点に立った。今回はそれ以来4カ月ぶりの出走となる。

 神戸新聞杯が芝2400mに変更(それまでは2000m)された2007年以降の11回で、ダービー馬は5頭が出走。2008年ディープスカイ、2011年オルフェーヴル、2014年ワンアンドオンリー、2017年レイデオロの4頭が勝利している。また、2010年エイシンフラッシュが2着で、4勝、2着1回の勝率80%、連対率100%を誇っている。

 これを”ダービー最先着馬(※)“まで条件を広げても、上記5頭に加え、2016年サトノダイヤモンド(日本ダービー2着)1着、2015年リアルスティール(同4着)2着、2013年エピファネイア(同2着)1着、2012年ゴールドシップ(同5着)1着、2009年リーチザクラウン(同2着)2着、2007年アサクサキングス(同2着)2着と、11頭が7勝、2着4回で、勝率64%、連対率100%という、これもまた高い数字を保っている。データ上、このレースにおける日本ダービー馬の連対率は100%と、極めて高い信頼度を誇っている。
(※ 神戸新聞杯に出走した中で、日本ダービーの着順がもっともよかった馬)