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安田記念の伏兵3頭。うち1頭は
「くれば遊んで暮らせる」大ボーナス

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 日本ダービーの熱狂が冷めやらぬなか、東京競馬場ではGI5連続開催の最終戦となるGI安田記念(6月3日/東京・芝1600m)が行なわれる。

 舞台となる東京・芝1600mは、古くから「ごまかしの利かないコース設定」と言われ、同舞台で行なわれるレースは、実績馬が人気どおりの実力を見せるイメージが強かった。

 ところが、である。過去10年の安田記念を振り返ってみると、同舞台の"別の顔"も見えてくる。

 ここ10年で1番人気が4勝、2番人気が2勝と、確かに人気馬の勝利が目立つものの、それ以外の年は、8番人気が2勝、7番人気と9番人気がそれぞれ1勝ずつと、大きく荒れることも少なくないのだ。

 また、1番人気のジャスタウェイが勝った2014年も、2着に16番人気のグランプリボス、3着にも10番人気のショウナンマイティが飛び込んで、3連単は37万3470円の高配当となった。

 その他の年も、ふた桁人気の馬が馬券圏内に入ってくることが頻繁にあり、安田記念は明らかに"波乱のGI"という一面も持っている。

 ならば、今年も高配当をもたらしてくれそうな穴馬を狙うべきだろう。そこで、過去10年の結果を参考にして、今年のレースで激走が見込める馬をあぶり出してみたい。

 最近の安田記念を見ると、「人気薄のGI馬」の活躍が目につく。

 2012年に13番人気で、2014には16番人気で、ともに2着に入ったグランプリボスや、2016年に8番人気で優勝し、翌2017年には同じく8番人気で2着となったロゴタイプがそのいい例だ。

 NHKマイルC(東京・芝1600m)の覇者グランプリボスは、近走の不振から人気が急落。皐月賞馬であるロゴタイプは、直近のレースで着順では善戦していながら、やや物足りないレース内容から人気が上がらなかった。だが、いずれも得意舞台になると存在感を示した。

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