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ダノン皐月賞回避で異状あり!
激変する最新「3歳牡馬ランキング」 (5ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 5位は、前回4位だったオブセッション(牡3歳/父ディープインパクト)。弥生賞では"逸走"してしまう悪癖を出したが、「まだ見限れない」という声も多く、ランク内に踏みとどまった。

吉田氏
「7着に敗れた弥生賞では2度、外に逃げて膨れるロスがあり、さらに逆手前になる若さを見せてしまいました。レース中は舌がハミを越しており、口向きの悪さという課題はいまだに解消されていません。

 その辺りが短期間でよくなるとは思えませんが、今後出走が予想されるレースの舞台は青葉賞(4月28日)、ダービーといった東京・芝2400m。血統、口向き、シクラメン賞(2017年12月2日/阪神・芝1800m)の勝ち方からして、締まった流れが向くワンペース型ですから、のびのび走れる広いコースは向いていると思います。

 スローペースでは持ち味を出せない可能性は大ですが、時計勝負に強いディープ産駒ですから、レースが流れれば再び台頭してもおかしくありません。あくまでもペース次第ですが、落ち着いた展開になりやすい青葉賞をクリアできれば、ダービーでも......という期待が膨らみます」

 本番を前にして、大きく変動した「3歳牡馬ランキング」。今回、GI馬タイムフライヤーはまさかのランク外となったが、土屋氏は「若葉Sの負けは、見限るほどの負けっぷりではなかったので、今後も警戒が必要」と、同馬もまだ巻き返す可能性があるという。

 まずはダノンプレミアムが回避して、大混戦となった皐月賞。熾烈な戦いの結末をしっかりと見届けたい。

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