陣営も色めき立つ。キタノコマンドールも「世界のキタノ」になるのか (3ページ目)
その本番に向け、先述のトラックマンがキタノコマンドールの可能性と不安について分析する。
「陣営は、『体の硬さが抜けていない状態でこれだけ走るのだから、相当な器』と言っています。つまり今後、硬さが抜ければさらに伸びるということ。もしそれが春のうちなら、クラシックでもかなり面白い存在になると思います。
ただ、2戦とも少頭数のスローペースでしたから、多頭数でスタミナが問われる速いペースになれば、戸惑うかもしれません。皐月賞は、そうした流れが多いですからね。その壁を乗り越えることができるかどうかが、勝敗を左右するポイントになるのではないでしょうか」
大きな壁が立ちはだかる大一番。だが、半信半疑の評価の中で見せたこれまでのパフォーマンス、そしてこの馬の伸びしろを考えれば、その壁さえもあっさりクリアしてもおかしくない。
クラシックの舞台で、キタノコマンドールはさらに大きな話題を振りまくのか。皐月賞の戦いの行方を占ううえでも、この馬の動向から目が離せない。
◆高松宮記念は8歳でも若づくり、ダンスディレクターの決め脚が爆発だ!>>
◆高松宮記念は3タイプの穴馬「前哨戦2着・前走惨敗・7歳」で幸せに>>
3 / 3