ホープフルS「穴党記者が熟考した4頭」で、この1年を大逆転勝利だ (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sports Nippon/Getty Images

 中日スポーツの大野英樹記者も、この舞台ではここまでの重賞実績は不問と見ている。

「人気を背負うのは、前走でデイリー杯2歳S(11月11日/京都・芝1600m)を制したジャンダルム(牡2歳/キトゥンズジョイ)をはじめ、重賞で好走したタイムフライヤー、ルーカスといったところでしょうが、デイリー杯2歳Sのウイナーには出世馬が乏しく、後者2頭も重賞を勝ち切れずにこの舞台へ回ってきた口。他馬にもチャンスは十分あると思います」

 そう言って、大野記者が狙いをつけるのは1勝馬。

「センスあるレース運びで、2着に3馬身差をつけて新馬戦(11月26日/京都・芝1800m)を快勝したトライン(牡2歳/父ディープインパクト)に注目しています。同レースでは、ハナにこだわったわけではないものの、スッと先頭に立つと、そのままマイペースで運んで逃げ切り勝ち。手綱を取った北村友一騎手も『乗りやすい馬だし、追ってからの反応も期待どおりでした』と、初陣の勝利にかなりの手応えを感じていました。

 その後も、ここを目標に順調な仕上がり見せています。舞台がトリッキーな中山・芝2000m。ならば、この馬のセンスの高さと機動力を信用していいと思います」

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