新潟2歳Sの勝ち馬に法則あり。穴党記者がピタリの5頭を割り出した (3ページ目)
テンクウについては、松田記者も気になるという。
「好位から息の長い脚を使う兄と違って、テンクウはより切れ味が増しているイメージ。楽に先行策をとれるレースセンスの高さに加え、瞬発力も兼備しており、現時点では兄よりも完成度は上と評価してよさそうです」
少し別の角度から穴馬をピックアップするのは、スポーツニッポンの小田哲也記者である。
「(新潟2歳Sは)新馬戦を鮮やかに勝った馬が、どうしても人気になりやすいレース。ただ、昨年2着のオーバースペックをはじめ、一昨年2着のウインファビラス、2012年の勝ち馬ザラストロなど、未勝利を勝ってきた馬というか、何戦かキャリアを積んできた馬が何度か波乱を演出しています。"穴"ということで、狙い目になるのはそこですね」
そして、小田記者がその"穴"候補として挙げるのは、コーディエライト(牝2歳/父ダイワメジャー)、ダンツセイケイ(牡2歳/父ダイワメジャー)、エングローサー(牡2歳/父トランセンド)の3頭だ。
「コーディエライトは、前走が今回と同じ左回りの中京で行なわれた未勝利戦(1着。7月2日/芝1400m)。新馬(3着。6月11日/阪神・芝1200m)から、距離を伸ばしてきている点にも好感が持てます。また、半兄サフィロスは2歳時に新潟でオープン特別のカンナS(芝1200m)を勝って、続くGII京王杯2歳S(東京・芝1400m)を2着と好走。全姉ローガンサファイアも2歳時から活躍し、血統的にも今の時期こそが狙い目です。
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