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すごいスピードなのに息はすぐ整う。
注目の2歳馬、サトノエターナル

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

厳選!2歳馬情報局(2017年版)
第1回:サトノエターナル

 競馬界は、ダービーを区切りにして1年が回ると言われる。現に、GI日本ダービー(東京・芝2400m)の興奮も冷めやらぬ中、この週末からは2歳の新馬戦がスタート。ここから来年のクラシック、そしてダービーに向けて、また長い道のりが始まるのだ。

 今年の2歳世代は、「怪物」と呼ばれたオルフェーヴルや、短距離GIを6勝したロードカナロアなど、新種牡馬の顔ぶれも豪華だ。それでも、やはりダービー戦線で中心となるのは、ディープインパクト産駒だろう。

 2012年から種牡馬リーディングの首位を堅持してきた"名種牡馬"だけあって、今年も2歳馬は評判馬ぞろい。なかでも、注目を浴びているのは、サトノエターナル(牡2歳)である。

来春のクラシック出走が期待されるサトノエターナル来春のクラシック出走が期待されるサトノエターナル 母はアメリカのGI馬ソーメニーウェイズ。2歳となる2012年の6月にデビューすると、3連勝でGIスピナウェイS(アメリカ・ダート1400m)を制した。その後も安定した成績を残し、生涯で3つの重賞タイトルを手にして引退した。

 彼女は引退後、日本へと輸入されて初めての仔を産んだ。それが、サトノエターナルである。

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