怪物娘ソウルスターリングに勝てるのは「元祖・怪物娘」ミスエルテだ

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki photo by Yamane Eiichi/Aflo

気性が落ち着いていれば、ミスエルテも桜花賞の有力候補気性が落ち着いていれば、ミスエルテも桜花賞の有力候補 4月9日に阪神競馬場にて3歳牝馬クラシック第1弾の桜花賞(芝1600m)が行なわれる。

 今年は昨年の最優秀2歳牝馬で、今年初戦のGIIIチューリップ賞(3月4日/阪神・芝1600m)も2馬身差で快勝して無傷の4連勝で臨むソウルスターリング(牝3歳・藤沢和雄厩舎/父フランケル)の圧倒的な人気が予想される。しかし、キャリアの浅い3歳牝馬の戦いであるし、何より当日の馬の体調やレース展開の紛れなどにより、何が起こるのか予測不可能なのが競馬というもの。断然人気馬を嫌って、逆転できる馬を探すという視点は常に持っておきたい。

 まず、逆転候補の筆頭に挙げるのはミスエルテ(牝3歳・池江泰寿厩舎)。ソウルスターリングと同じフランケル産駒の持込馬(海外で種付け後、母が輸入されて日本で生まれた馬)だ。本馬は昨年のGIIIファンタジーステークス(2016年11月5日/京都・芝1400m)で、目の覚めるような追い込み勝ちを決めている。

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