実力拮抗のフェブラリーS。
血統面からゴ-ルドドリームが浮上する (3ページ目)
根岸Sを勝ったカフジテイクは全7勝が1400mだが、1600mは1戦して昨年の武蔵野S3着。1800mでも2戦して昨年のチャンピオンズC4着と、大崩れはしていない。父プリサイスエンドの産駒も東京1400mより1600mのほうが高い勝利数・勝率を記録している。追い込みタイプの馬だけに展開に左右される面もあるが、当然ながら軽視は禁物だ。
根岸S2着のベストウォーリア(牡7歳/石坂正厩舎)は近4戦続けて2着と、勝ち切れないながら安定した走りを続けている。同距離の南部杯を2勝し、東京1600mも3勝、このレースでも一昨年3着、昨年4着と好走を見せている。今回も上位争いは必至だろう。父系祖父エーピーインディは2012年の勝ち馬テスタマッタの父系曽祖父でもある。
昨年の覇者、モーニン(牡5歳/石坂正厩舎)は近走不振だが、父ヘニーヒューズの代表産駒の1頭ヘニーハウンドは6歳時に13番人気でオパールS(京都・芝1200m)を勝つなど、年を重ねて凡走が続いても激走する可能性を秘めている血の持ち主だ。人気を落とすようなら狙ってみたい。
実力が接近していて混戦が予想されるだけに、当日の馬の状態や展開にも大きく左右されるだろうが、馬の能力を後押し、裏付けるのが血統であるケースも多い。筆者はゴールドドリーム、アスカノロマンの2頭を中心に狙ってみたい。
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