皐月賞馬ディーマジェスティの全弟、ディーグランデの評判は? (2ページ目)
現在のところ、デビュー戦の予定は12月17日(土)の2歳新馬(中山・芝1800m)が本線。ただし、1週前倒しでデビューする可能性もあるようだ。
ところで、どうしても兄との比較を考えてしまうが、陣営によると、そのイメージとは違ったタイプに映っているようだ。先述のトラックマンがこう明かす。
「ディーマジェスティとは『体のツクリが違う』とのことで、体つきからすると、兄よりもかなり短距離型のようですね。初陣は1800m戦を予定していますが、そこから距離を短くしていく可能性もあるとのこと。また、兄は重厚さがありますが、弟はもっと素軽いタイプみたいです」
ディーマジェスティは中距離を得意としているが、実はこの血統をみると、短距離型の兄姉も多い。例えば、全姉のホクラニミサや、アドマイヤムーン産駒の兄セイクレットレーヴらは、1600m以下のレースを中心に使われ、そこで結果を残してきている。そう考えると、ディーグランデが短距離にシフトしていく可能性は大いにありそうだ。
とはいえ、この血統特有の安定感は受け継がれているはずで、幅広い距離適性を示してもおかしくない。デビュー戦の走り次第では、皐月賞馬の兄ディーマジェスティ同様、クラシック戦線を歩んでいくかもしれない。
まもなく訪れるデビュー戦に注目である。
2 / 2