母も兄もGI馬。2歳世代の勢力図を
占う「超良血」グローブシアター (3ページ目)
「馬体重は460kgほどで、活躍した兄たちと比べると確かに小さいかもしれません。ただ、スタッフによれば、『能力の高さは共通している』とのこと。速い調教では、それなりにいい動きを見せているようです。厩舎全体の評価も高く、『デビュー戦の勝ち方次第ではクラシックへ』という意気込みです」
馬体の小ささについては、「スタッフも特に心配していない」とトラックマン。逆に不安視されるのは、兄たち同様、気性だという。
「グローブシアターは、まだ前向きさに欠けるようですが、そこは闘争心が強かった兄を見てもわかるとおり、レースを使えば解消されるはず。むしろ、1度使ってから表に出そうな闘争心を、うまくコントロールができるかどうか、ちょっと心配ですね」
エピファネイアやリオンディーズは、レースにいって気持ちがたかぶりすぎて、抑えが効かなくなるシーンがよく見られた。これからデビューを迎えるグローブシアターも、出世するにはその辺りがポイントになるかもしれない。
初陣の予定は、11月13日の2歳新馬(京都・芝1800m)。今年の2歳戦線を占う意味でも、この超良血馬のデビュー戦は見逃せない。
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