「5番人気」が強い天皇賞・秋。
今年勝つ5番人気はズバリ、この馬だ (3ページ目)
天皇賞・秋が初の戴冠と言うなら、2011年のトーセンジョーダンや、2009年のカンパニーなどもそうだ。偶然とはいえ、これはこれで興味深いデータである。
そうした点を考慮すると、面白いのはステファノスだ。伝統の一戦でGI初制覇を狙うステファノス 昨年の天皇賞・秋でも、10番人気ながら2着に飛び込んできたステファノス。その後も健闘止まりで、GIの勲章はまだ得られていないが、無事に夏場を過ごして急成長の兆しが見え隠れする。
期待された前走の毎日王冠は5着も、直線で前が詰まって、残り100mまでほとんど追えない不運なレースだった。進路が開いてからは勢いよく伸びており、決して悲観するような内容ではなかった。
5歳秋という競走馬としての充実期を迎え、馬の状態については、陣営も自信を持っている。スピルバーグやジャスタウェイのように、毎日王冠の敗戦を糧にして、初のGI勝利を飾ってもおかしくない。
ただし、このステファノスは5番人気前後の馬。より高い配当を目指す、穴党の競馬ファンとしては物足りないかもしれない。
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