熟練スタッフも驚く成長力。菊花賞はミッキーロケットが飛んでくる! (5ページ目)
それでも、春には500万下で足踏みしていた馬が、菊花賞では堂々と主力の一員になったことは間違いない。「キャリアや折り合いは心配していませんし、音無先生の話では、神戸新聞杯のあとも疲れはなく、順調に調整できているようです」と、横手氏も期待を込める。続けて、ミッキーロケットに対して、こうエールを送った。
「やはり相手は強いですから、結果は求めず、とにかく現時点の実力でがんばってほしいですね。ここまでよく成長してくれましたし、大きな不安はありません。(育成を担当した)自分の厩舎からは、他に2頭出走する予定ですが、みんな無事に、実力を出し切ってもらえればうれしいです」
菊花賞における数々の名場面を生み出してきた"夏の上がり馬"。今年、そんなシーンを演出するとしたら、主役となるのはミッキーロケットだろう。スタッフを驚かすほどの成長力を見せた馬が、今度はクラシックのひのき舞台で強烈なインパクトを刻む。
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