超豪華メンバーのダービーにも、過去に学ぶ「穴馬2頭」が見つかった!

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

特集:「最強世代」の日本ダービー(5)

 今年のGI日本ダービー(5月29日/東京・芝2400m)は、実力のある豪華なタレントがズラリ。非常にハイレベルな"戦国模様"となっている。

 牡馬クラシック第1弾のGI皐月賞(4月17日/中山・芝2000m)は、3戦3勝のサトノダイヤモンドとマカヒキ、GI朝日杯フューチュリティS(2015年12月20日/阪神・芝1600m)を制したリオンディーズの「3強」が人気を集め、その争いが注目された。だが、「3強」はそれぞれ上位争いを演じたものの、8番人気の"伏兵"ディーマジェスティが戴冠。大外18番枠から「3強」をまとめて差し切った内容は圧巻だった。

 この結果、ダービーへと向かう牡馬戦線は「4強」とも称されるようになった。そのうえ、皐月賞のあとに行なわれたダービートライアルや前哨戦でも新たに有力馬が台頭。地力ある「皐月賞組」に、勢いのある「別路線組」も加わって、世代の頂点を決する戦いはさらにレベルが上がり、ますます熾烈さを増しているわけだ。

 いったい、今年のダービーはどんな結末を迎えるのか。近年まれに見るハイレベルな激戦を前にして、期待は膨らむばかりである。

 まさに見応えのある今年のダービーだが、できれば同時に"オイシイ馬券"も手にしたいものである。実力と人気を兼ね備えた面々がそろう中、はたしてそんなことは可能なのか。ここでは、過去10年のダービーから今年に似たような年をピックアップ。その結果から、高配当馬券につながる「穴馬」を見つけ出してみたい。

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