超豪華メンバーのダービーにも、過去に学ぶ「穴馬2頭」が見つかった! (4ページ目)

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

 加えて、距離延長がプラスになるとは考えられておらず、リオンディーズ、マカヒキには常に後塵を拝していて、ライバルが増える今回は人気が落ちそうな気配である。しかしドリームパスポート同様、終わってみればきっちり上位に顔を出している――そんなシナリオは十分に考えられる。

 現に、皐月賞でも3着サトノダイヤモンドとはコンマ1秒差。展開ひとつで逆転があってもおかしくない。

 ところで、皐月賞で勝利を逃した「3強」だが、ダービーを前にしてもその人気が落ちる気配はない。それぞれ「ダービーでこそ」という評価もあって、再び上位人気が予想される。

 実は昨年も、皐月賞で「3強」と言われたサトノクラウン、リアルスティール、ドゥラメンテが、順番を変えてダービーでも上位人気を占めた。そして、結果は以下のようになった。

◆2015年ダービー

1着=ドゥラメンテ(1番人気)
2着=サトノラーゼン(5番人気)
3着=サトノクラウン(3番人気)
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4着=リアルスティール(2番人気)

「3強」は見事上位争いを演じたが、そこに唯一割って入ったのが、サトノラーゼンだった。同馬は、GII京都新聞杯(京都・芝2200m)を勝って臨んだ「別路線組」。となると、今年もこのパターンで人気より上位に食い込む馬が出るかもしれない。

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