2016.02.18

ダートも「女傑の時代」。フェブラリーSの狙いはホワイトフーガ

  • 平出貴昭(サラブレッド血統センター)●文 text by Hiraide Takaaki  photo by Nikkan sports

 2月21日(日)は2016年の最初のJRAGIフェブラリーステークス(ダート1600m)。筆者は牝馬ホワイトフーガ(牝4、美浦・高木登厩舎)に注目している。

JBCレディスクラシックで圧勝したホワイトフーガ

  ホワイトフーガと言えば昨年11月に大井競馬場で行われたJpnI JBCレディスクラシック(ダート1800m)での5馬身差圧勝が印象深い。6月のJpnII関東オークス(川崎・ダート2100m)で2着に2秒3差の大差勝ちを収めていたものの、その後、古馬との対戦となったJpnIIIブリーダーズゴールドカップ(門別・ダート2000m)、JpnIIレディスプレリュード(大井・ダート1800m)でいずれも3着と連敗。一線級に入るとまだ力不足という印象で、JpnI JBCレディスクラシックでは4番人気に過ぎなかったが、直線では最内を鋭く伸びてあっという間に後続を突き放す圧巻の走りを見せた。そして前走のJpnIIITCK女王盃(大井・ダート1800m)では2着との着差こそ1馬身1/4と縮まったものの、危なげない競馬で1.2倍の圧倒的人気に応えている。

 JpnIIレディスプレリュードとJpnI JBCレディスクラシックとのわずか約1カ月の短い間にこれほど急激な成長を見せたのは、成長著しい3歳秋という時期や、古馬と2回戦った経験などさまざまな要素があるだろうが、それを可能にさせた大きな要因は、この馬の血統の素晴らしさであるように思う。