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【競馬】細江純子が語るダービー「最後は『執念』で決まるレース」

  • スポルティーバ編集部●構成 text by Sportiva
  • 村上庄吾●写真 photo by Murakami Shogo

 オークスが終わり、今週末はダービー(5月31日/東京・芝2400m)。春競馬はクライマックスを迎える。先日のインタビューで、オークスの注目馬に「ミッキークイーン」を挙げ、見事に的中させたホソジュンこと、元ジョッキーの細江純子さん。ダービー出走馬で、注目しているのは? 思い出のレースや関係者の思いなどと併せて、大いに語ってくれた。

前回のインタビューはこちら>>

「関係者にとって、ダービーは大晦日、 1年の区切りです」と細江純子さん。「関係者にとって、ダービーは大晦日、 1年の区切りです」と細江純子さん。

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 日本ダービーは、本当に特別なレースです。普段競馬を知らない方でも「ダービー」という言葉はみなさんご存知ですから。新聞などの各種メディアでも、芸能人やスポーツ選手が予想されたりして、ダービーウィークというのはメディアも関係者も、ワクワクした気分になります。

 何千頭の同世代の馬の中から一生に一度の頂点が決まるということでも、特別なレースと言えます。世代の頂点を決めるというのは、人間の世界ではないですからね。高校野球でも1年から3年までチャンスがあります。それを考えると、強さだけでなく巡り合わせの運も求められます。すべての要素が揃わないと勝つことはおろか、出走すら叶わないという厳しさもダービーの一面でしょう。

 競走馬ですのでケガはつきものですし、自分は万全なのにゲートで隣の馬が暴れてそれにつられて出遅れてしまうとか、そういった不確定要素もある中で勝ち抜いてきた馬たちが顔を揃えるのです。

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