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【競馬】2015年クラシックを占う「3歳馬ランキング」 (4ページ目)

  • text by Sportiva

   一方、牝馬は大方の予想どおり、前述のきさらぎ賞で有力牡馬を蹴散らしたルージュバック(牝3歳)が、満場一致で1位の評価を得た。

  「500万下の百日草特別(2014年11月9日/東京・芝2000m)、きさらぎ賞と、牡馬相手に快勝。その内容からして、もはや世代トップレベルの馬であることは疑いようがありません。母ジンジャーパンチは、アメリカでGIをいくつも制した名牝。個人的には、コンパクトな馬体からアメリカ競馬譲りの“本物感”を感じています」(木南記者)

「骨っぽい相手が集まったきさらぎ賞を、完璧な立ち回りで勝利。長距離輸送、初の右回りという課題も一発でクリアしました。長めのつなぎ(蹄〈ひづめ〉から球節の間の部分)はクッション性があり、相当なスピード持続力を秘めています。広いコースで戦っている間は、欠点らしい欠点も見当たらず、二冠(桜花賞、オークス)達成は濃厚じゃないですか」(吉田記者)

 市丸氏は、「今のところは、2歳女王のショウナンアデラ(牝3歳)との差はわずか」と手放しで称えることはなかったが、それでもルージュバックの最上位評価は変わらなかった。

 2位は、その市丸氏がルージュバックと同等の評価を与えるショウナンアデラが、3位はオープン特別のエルフィンS(2月7日/京都・芝1600m)を完勝した良血クルミナル(牝3歳)が入った。4位以下は混戦となったが、クイーンC(2月14日/東京・芝1600m)を3戦全勝で制したキャットコイン(牝3歳)が4位、2戦2勝のクイーンズリング(牝3歳)が5位となった。

 何にしても、牝馬路線はルージュバックが中心。同馬を脅かす存在が本番までに出てくるかどうかに注目が集まりそうだ。

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