2021.10.05

「先駆者」勝みなみが日本女子オープンを制してまたも快挙。黄金世代はやっぱり強かった

  • 柳川悠二●取材・文 text by Yanagawa Yuji
  • photo by Getty Images

 勝みなみにとって、国内メジャーの日本女子オープンは「夢の舞台」だった。それだけに、アマチュア時代からぜひとも手に入れたいタイトルだった。

 栃木県の烏山城CCで争われた今年の大会は第2ラウンドが雨によって中止となり、月曜日に順延された最終ラウンドをトップで迎えた勝は、その日も大きくスコアを伸ばして、2位の上田桃子、西郷真央に6打差をつけ、自身初のメジャータイトルを手にした。

「ひとホール終わるごとに、優勝に近づいていることがうれしかったし、今日はすごくナイスプレーができました。最後はパーで上がりたかったけど、『メジャーで勝つのはどんな気持ちなんだろう』とか、いろいろと考えてしまって(笑)」

 最終ホールこそ、この日唯一のボギーを叩いたものの、ただひとり4日間すべてで60台をマークし、通算14アンダーで圧勝した。

日本女子オープンで圧倒的な強さを見せた勝みなみ日本女子オープンで圧倒的な強さを見せた勝みなみ この記事に関連する写真を見る  高校に入学したばかりの2014年4月にKKT杯バンテリンレディスで、アマチュアながらツアー史上最年少で優勝を果たした勝は、続いて日本ジュニア(2014年)、日本女子アマ(2015年)を制し、日本女子オープンのローアマ(2015年)にも輝いた。そして今回、日本女子オープンで優勝を飾って、日本タイトル"四冠"を手にした。この快挙は、宮里藍、諸見里しのぶに続いて3人目だ。

「本当に誇らしい。藍さんもしのぶさんも、ゴルファーとしてだけじゃなく、人としてもすばらしいじゃないですか。そのふたりと並んだことは、素直にうれしいし、私も偉大な人になりたいな」