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【木村和久連載】コロナ禍にゴルフを始めたビギナーのみなさんへ「100切りの心得」 (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 アマチュアの場合、ミドルホールならグリーン周りまで2打で運んで、そこからグリーン狙いのサードショット(アプローチ)を打つ、というのが現実的な戦略でしょう。そういう意味でも、セカンドショットは非常に重要な位置を占めます。

 というわけで、ビギナーのみなさん、単にゴルフを覚えて漫然とやっていても、決して100は切れません。技術を向上させる前に、まずはどこで一番叩かくのかを考えないと。

 そこからは、最終的には精神力の問題となります。要するに、ラウンドデビュー後、叩いてばかりのラウンドが2~3年くらいは続くからです。その時、いかに腐らずにやり続けるか――それが重要です。

 なにしろ、この長いトンネルの時期に「叩いてばかりで、やっぱりオレ、ゴルフは向いてないかも」とか、「付き合いで行くだけで(ゴルフの)何が楽しいのかよくわからない」「毎回、友だちに見下した目で見られる」「打つたび、上司から『クラブ3本持って走れ』って言われてつらい」など、苦しいエピソードが繰り返されますからね。

 自分を信じてラウンドしないと、100切りは見えてきません。

 ですから、叩いてばかりの時期は「(自分は)明日に向かって打っているんだ!」と自らに言い聞かせましょう。目線を2~3年後の自分をイメージし、地道にプレーするのが賢明かと思います。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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