【木村和久連載】東京五輪を見て、オリンピックにおけるゴルフの将来を考えてみた (5ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 そう考えたら、全長5mの大魔神やガンダムの模型を置いて、そんな障害があったら面白いかも......。と、それは冗談ですが、ゴルフ競技でもそれぐらい見た目にもわかるハザードがあったほうが見る者を魅了します。日本のコースは、その辺の意識改革が必要かもしれませんね。

オリンピックの正式種目に復活したゴルフ。パラリンピックの競技種目にも導入されるといいのですが。オリンピックの正式種目に復活したゴルフ。パラリンピックの競技種目にも導入されるといいのですが。この記事に関連する写真を見る(4)パラリンピックにゴルフ競技の追加を
 パラリンピックにおいて、今のところゴルフ競技はありません。これは、レギュレーションの問題が大きいと思います。どのように選手を分類するか、さらにクラブの仕様、コースの仕様、ボールの仕様など、現状、多くの細かなことを決めきれないからでしょう。

 でも、見切り発車でもいいから、政治的な判断で進めてもいいのではないでしょうか。パラリンピックを支援するゴルフ団体は、開催を切に望んでいますし。

 本来であれば、かつての日米首脳、安倍晋三首相とドナルド・トランプ大統領が一緒にゴルフをしていた頃、「パラリンピックにもゴルフ競技を入れようぜ」といった話をしてもよかったのです。

 まあ、今となっては、後の祭り。2028年のロサンゼルス大会以降に期待するしかありません。でもこれこそ、常に先手を打って仕掛けなければいけない案件だと思うんですよね。

 有能な関係者の方、ぜひパラリンピックにゴルフを加えてくださいな。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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