渋野日向子「結果は未知の世界だな」。米ツアー参戦前に何をつかめるか

  • 柳川悠二●取材・文 text by Yanagawa Yuji
  • photo by Getty Images

 2021年最初の海外メジャー、ANAインスピレーション(4月1日~4日/カリフォルニア州)を皮切りとした、長期に及ぶ可能性もある米国遠征を控えている渋野日向子にとって、国内女子ツアーのひと区切りとなるアクサレディス in MIYAZAKI(宮崎県/UMKカントリークラブ)が3月26日に開幕する。

アメリカ遠征前の最後の国内ツアーに挑む渋野日向子アメリカ遠征前の最後の国内ツアーに挑む渋野日向子 2019年シーズン以来となるプロアマトーナメントに出場した3月25日の午後、渋野はこう話した。

「アメリカに行く前の最後の試合となるので、まずは最終日までしっかり戦っていきたい。そこで得られたものを吸収して、アメリカで(それらを)発揮できるように、最後までやりきることを大切にがんばりたい」

 2017年から師事していた青木翔コーチから"卒業"し、円をイメージした横振りのスイングに改造中の渋野にとって、初めて単身で挑む米国となる。

「今までの結果はもう関係ないから、『初めて(アメリカに)行きます』くらいの気持ちで臨んだほうがいいのかなと思っている。結果は未知の世界だな(笑)。

(新スイングの手応えは)今日もいろいろなショットを試したけど、このスイングならこれぐらいのキャリーが出るという、自分の思いのどおりに打てる回数がちょこっとずつ増えてきている。ちょこっとずつですけど、手応えはあるのかな。

 飛距離はドライバーもアイアンも伸びていないですけど、それより自分の飛距離を把握できていることに意味がある」

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