黄金vsプラチナvs新世紀。女子ゴルフの実力者たちは何が優れているのか? (2ページ目)

  • 古屋雅章●構成 text by Furuya Masaaki
  • photo by Getty Images


古江彩佳(20歳)
ふるえ・あやか/2000年5月27日生まれ。兵庫県出身。身長153㎝。血液型O。ツアー優勝3回。2020-2021シーズン賞金ランキング2位(獲得賞金9173万992円)

 古江選手の武器は、最善のルートを見つけるマネジメント能力と、そのルートに運ぶことができるショットの正確性です。そして、フェアウェーを常に笑顔で歩く姿は、彼女がいかに自己コントロール能力に優れているかを表わしています。そうやって、絶えず冷静にプレーし、自分にとっての最善のルートを選んでいくわけです。

 ショットの正確性は、スイングとグリップからもよくわかります。スイング的にはレベルなスイングプレーンで、インパクトの際にフェースでボール押しながら乗せる打ち方ができています。練習では"直ドラ"を取り入れているということですから、やはりレベルブローの打ち方を意識しているのでしょう。

 アイアンのグリップエンドを余して握ることでも、ショットの精度を高めています。少しでも飛距離を出したいゴルファーにとって、クラブを短く握ることはかなり自己制御のいること。それをやり通せることが、彼女の強みであり、正確なマネジメント能力につながっていると思います。

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