西村優菜「ゴルフをやめたい」。そこから「面白い」に変わった転機とは? (2ページ目)

  • 柳川悠二●取材・文 text by Yanagawa Yuji
  • photo by Getty Images

――実際にプロになり、賞金も稼ぐようになって、生活に変化はありましたか。

「どうなんですかねぇ......。休日はちょっとした買い物に行くぐらいで、あとは両親と住む実家で『Netflix』の韓国ドラマを見て過ごしています」

――まだ大きな買い物をしたりはしていないのですね。

「将来的には『いい家に住みたい!』というのが夢としてあります(笑)。両親にも家を建ててあげたいですし」

――好きな音楽はありますか。

「洋楽も、邦楽も、それにK-POPも聴きます。邦楽だとジェネレーションズ(GENERATIONS from EXILE TRIBE)が好きです」

――練習している時に聴くこともありますか。

「パター練習の時は、ボールにパターが当たる音が耳に入らなくなるので聴きません。ショット練習の時は、片耳だけイヤホンを付けて練習したりしていますね。音楽を聴いていたほうが、意外と集中できるんですよね。試合の日も、ウォームアップの時にアップテンポなジェネレーションズの曲を聴いたりしています」

――好きなマンガや書籍などはありますか。

「あんまり読まないんですよねぇ......」

――「西村優菜」という、ひとりのプロゴルファーとしてだけでなく、『ミレニアム世代』あるいは『プラチナ世代』と呼ばれて、注目されて期待されることについてはどう思っていますか。

「世代で注目していただいていることは、素直にうれしいですよ。同世代にはたくさん強い選手がいて、いい刺激になっていますから。私たちの世代だけではなく、『黄金世代』とか、私たちと近い世代の選手が優勝争いやいいプレーをしていたら、『自分もがんばらなきゃ』となりますし。注目されることがプラスになることはあっても、マイナスになることはありません」

――古江彩佳選手をはじめ、安田祐香選手や吉田優利選手らは、高校時代にナショナルチームで一緒になって、切磋琢磨し合ってきた仲。男子の金谷拓実選手なども含めて、ナショナルチームの経験者がプロに転向し、活躍する――という好循環が日本のゴルフ界に生まれているような気がします。

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