【木村和久連載】ゴルフの平日会員権の疑問。メリット、デメリットは? (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 というわけで、平日会員はコースの実情を調べて、自分の用途と照らし合わせて合致するようなら、購入するのはアリです。平日会員になるかどうか、チェックするポイントとしては、以下のような感じでしょうか。

(1)購入予定のコースをネットで調べてみる。平日にネット予約できるようなら、それでいいんじゃないですか。会員になるまでもないでしょう。

(2)『プレミアクラブ』という、年2万円ぐらいの会費で名門コースの予約できる倶楽部があります。そこで、狙っているコースの予約が取れるかどうか、聞いてみるのもありかと。もし予約できれば、その倶楽部に入会するだけで十分かと。

(3)コースのホームページを調べる。最近はコースのウエブ会員になると、予約できる制度があります。調べて損はないですし、それで予約ができるなら、ウエブ会員で十分じゃないですか。

(4)知り合いがいるかを確認。平日はメンバーの紹介でラウンドできますから、そのコースに行って、知り合いがメンバーにいないか、調べてみましょう。もしいれば、メンバーに予約を取ってもらえばいいだけ。会員になるまでもありません。その知り合いに、盆暮れに高級ウイスキーの1本でも送っておけば、常日頃から予約が取れるってものです。

(5)ひとりで行く予定なら、コースに行って、平日にひとりで来るメンバーに聞くのもありです。平日もメンバーで賑わっているなら、会員権を買ってもいいかも。

(6)ひとりで行くなら、ひとり予約システムを使って、そのコースに行けるのかどうかも調べましょう。そのシステムが使えるなら、あえてメンバーになる必要はないですよね。

 大金を叩いて、厳しい審査を通って平日メンバーになったのに、ビジターで溢れかえっていた――そうならないように、購入予定のコースがある場合は、事前にしっかり調べましょう。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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