【木村和久連載】コンペ処世術。来年こそは大いに楽しむために... (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

◆司会やゲスト
 ラウンド後のパーティーの司会は、おおよそ幹事がやる場合が多いですが、参加者の中にお喋り好きな人がいれば、その人にやらせるのが一番ですよ。よく結婚式の司会を頼まれる人っているでしょ。そういう仕切りがうまい人がやるのがいいのです。

 予算があれば、ローカルのフリーアナウンサーを呼ぶ方法もあります。名前が売れていなくても、美人キャスターが仕切れば、俄然盛り上がるってものです。

 同時に、伸び盛りの若手女子ゴルファーをゲストに呼んだりすれば、コンペ全体に華を添えることができます。最近はBS放送のゴルフ番組などにも出演しているように、ツアーに参戦していなくても、若くて可愛い女子プロや女子プロ候補生がたくさんいます。

 案外、そういう選手は身近なところにいる可能性もあって、大学のゴルフ部の後輩や自分の通っているコースなど、コネを使って聞いてみれば、意外と簡単に招待できるかもしれません。そこに、派手なミニスカ姿で「85」以下で回る若い子がいたら、迷わずゲストとして呼んじゃいましょう。オジさんたちは大いに喜ぶはずです。

◆賞品係
 コンペの賞品については、格安の量販店などから購入するのもありですが、それでは持ち出しが多くなってしまいます。そこは、やはり参加者の方々に、何かしら無料で賞品を提供していただくのがいいかと。

 お酒の卸しをやっている方、スポーツ用品メーカーに勤めている偉い人、旅行会社に顔が利く人など、そういう参加者がいたら、賞品をぜひ提供していただきましょう。

 みなさん、すでに40歳も越え、さまざまなコネクションをお持ちでしょうから、何かしら貢献できるものがあるはずです。

◆幹事の役割
 幹事は、ゴルフ場との値段交渉をはじめ、ゲストの招集など、非常に大事な役回りです。単に人数をそろえるだけでなく、いかに盛り上げるか、ということも考えなければいけません。

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