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渋野日向子がお気に入りは「八百屋柄」。いちばん売れたウエアは?

  • 津金壱郎●取材・文 text by Tsugane Ichiro
  • 佐野隆●写真 photo by Sano Takashi

 2019年のスポーツ界でもっとも輝いた存在はと言えば、ラグビー日本代表とともに、「全英女子オープンゴルフ」に優勝した渋野日向子選手の名は外せないだろう。

 プロ転向2年目の2019年8月に日本選手では樋口久子以来となる、男女通じて42年ぶり史上2人目の海外メジャータイトルを制覇。笑顔に象徴される明るく気さくなキャラクターもあって、"しぶこフィーバー"はゴルフ界にとどまらずに巻き起こった。

 そのニューヒロインが身にまとって注目度を増しているのが、「ビームス ゴルフ(BEAMS GOLF)」。セレクトショップのビームスが、2011年から手掛けるオリジナル・ゴルフブランドは、ゴルフ好きには知られた存在だったが、渋野選手の活躍以降はゴルフをしない人たちにも広く知られるところになっている。

 そのビームス ゴルフで渋野選手を担当している上田実生子さんに、渋野選手のウエア選びなどについて訊いた。

質問に答えてくれたビームス ゴルフの上田さん質問に答えてくれたビームス ゴルフの上田さんーー渋野選手がビームス ゴルフと契約した経緯などを教えて下さい。

上田 渋野選手と契約締結したのは2019年の5月14日でした。それ以前に事業本部長の知人の方から「渋野選手がウエアの契約先を探している」という話をいただいていたんです。社内で協議を進めていたところ、LPGAツアー『ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』(19年5月9日~12日)で初優勝し、逆に私たちは「契約できるの?」となったのですが、大会の翌日にはお店へ来ていただき契約を締結しました。

ーービームス ゴルフの特徴やコンセプトはどういうものなのでしょうか?

上田 ビームス ゴルフでは2つのレーベルを展開しています。アメカジやアウトドア、ストリートの要素を取り入れたカジュアルラインの『オレンジ レーベル(ORANGE LABEL)』と、トラッドなデザインをベースにした『パープル レーベル(PARPLE LABEL)』です。渋野選手にはオレンジ レーベルを着てもらっています。

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