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渋野日向子が魅せたスーパーショット。
鈴木愛の猛チャージに食らいつく (3ページ目)

  • 杉山茂樹●取材・文 text by Sugiyama Shigeki
  • photo by Getty Images

「最後はショットがついてくれて、いい上がり方だった。明日につながったかな」と渋野。報道陣から、前日とは打って変わって、なかなか入らなかったパットの話に水を向けられるとこう答えた。

「もう少しどうにかしないといけなかったと思います。もったいないパットがたくさんあったんで......。ほぼ私のミス、かな。決めたい距離を、フックラインも、スライスラインも、全部右に外しているんで。少し右にプッシュしているのかも。打った瞬間から『外れる』ってわかりそうなストロークだったんで、ほぼ自分のせいです」

 それでも、上がり方がよかったせいか、渋野の表情は明るかった。何より、4つあるパー5で3つバーディーを取れたことを喜んでいた。

 通算11アンダーで首位に立ったペ・ソンウとは4打差。鈴木、そして賞金ランキング2位の申ジエとは、1打差だ。

 パットさえ決まれば、渋野の優勝の目はまだ十分にある。

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