2019.11.07

【木村和久連載】東京五輪の
会場変更問題。ゴルフ会場も再考しては?

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 地球温暖化が叫ばれて久しい最中、年々暑くなるのに、日本で一番暑いとされる地域でゴルフの試合をやるのは、自殺行為でしょ。選手のプレーに支障をきたすのはもちろん、ギャラリーの健康面も非常に心配です。

 このことはもう、何度となく言っているんですけどね。関係者はまったく聞く耳を持たず、日本有数の名門コースでオリンピック開催の栄誉を勝ち取ることに、邁進しているんですな。

 ここで、素晴らしい案があるので、提案したいと思います。

●ゴルフ会場はそもそも東京ではない
 そうなんですよ、気づきました?

 ゴルフの会場を決める時、当初は東京都の「若洲ゴルフリンクスでやる」といった話もありました。それがなぜか、埼玉県の”酷暑ゾーン”でやることに……。これは、政治的な”陰謀”があったとしか思えません。

 でも、東京以外でやることが決まっているなら、もうどこでも構わないんじゃないですか。いっそ、ゴルフも一緒に札幌開催にすればいいのです。

●コース側も引くに引けない?
 一方、霞ヶ関CCは、オリンピックに向けて、事前対策を練っているのか?

 今年の酷暑の時期に、トッププロ50人ぐらい集めて「4日間のラウンドをさせてみた」とか、そういう話は聞きません。

 やったことは、ジュニアを集めて、夏用のラウンドをさせたとか。子どもをオリンピックのテストに使ってどうするの? それ自体、危険じゃないですか。しかも当日、突然の雨に見舞われて中断したそうです。

 その結果、「この時期は危険」という判断を下さず、「雨の日の貴重なデータが取れた」なんて言うんだから、まったく意味不明です。

 さらに、霞ヶ関CCは、オリンピックの準備と称して、長期の休場をします。オリンピック会場となる東コースが4月から10月まで。西コースも5月から9月頃までクローズにするようです。そのうえ、具体的な金額はわかりませんが、休業補償のお金もどこからか出るという話です。

 なんで、そんなに恵まれているの? そこまで休んでの準備って何ですか?

 コースのメンテナンスはいいから、暑さ対策の具体案をしっかり示してほしいです。