渋野日向子は、周囲が騒がしくても、
体調が悪くても、なぜ強いのか (4ページ目)
「(スター選手になると)コースの外に出ると、ファンやメディアに追いかけられて、いろいろなことを考えなければいけないけれど、コースに入ったら、ボールを打つこと、その場、その場のプレーに集中して、ゴルフのことだけ考えればいい。要するに、プレーをしている時のほうが自分でいられる。
だから、周囲に騒がれても、コースに行ってプレーをすれば、結果を出せる。強い選手っていうのは、だいたいそういうパターンが多い。要は、試合に出ているほうがラク。ラクって言うと語弊があるけど、プレーしていたほうが雑念を忘れられるからいい」
いざ、コースに立てば、渋野は一プロゴルファーとして、目の前の一打に全力を尽くす。そこがブレなければ、彼女は今後も、我々を大いに楽しませてくれるに違いない。
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