PGAレギュラーツアー最終戦。125位を巡る悲劇が今年もあった (2ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 話をシード争いに戻すと、ポイントレース"125位の攻防戦"で最も注目を集めたのは、セルヒオ・ガルシア(スペイン)だった。今大会前までのポイントレースは131位。順位を6つ上げないと、プレーオフに進むことができない状況にあった。

 ちなみに、ガルシアは2017年にマスターズチャンピオンとなって5年シードを獲得。シードという意味ではその権利は確保しており、来季以降もPGAツアーで戦うことができる。

 しかしながら、プレーオフが始まった2007年以降、プレーオフに出場できなかったことはない。その屈辱は是が非でも避けたかったが、多くのファン、メディアが注目するなか、ガルシアの追撃はあと一歩及ばなかった。

 第3ラウンドを終えた時点では、8位まで上昇したガルシアだったが、サンデーバックナインの序盤でボギーを3つ重ねて急降下。最終的には24位タイという成績に終わって、ポイントレースは128位に順位を上げるのが精一杯だった。

 最終ラウンドを終えて、肩を落としたガルシア。そのままメディアを避けて、無言でコースを去ってしまった。

フェデックスカップ・プレーオフ進出を逃したガルシアフェデックスカップ・プレーオフ進出を逃したガルシア

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