【木村和久連載】ショートコースの現状と、その未来を考えてみる (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 もちろん、他のお客さんのプレーを邪魔することはありません。グリーン脇やティーグラウンドにいて、お客さんがいなくなったら、打って、寄せて、プレーしています。けど、お客さんが来たら、借りてきた猫みたいにおとなしく鎮座して、だんまりを決め込むって寸法です。

地元の年配の方々の、憩いの場となっているショートコースもあるみたいですね...地元の年配の方々の、憩いの場となっているショートコースもあるみたいですね... そんなこんなですから、ここはいっそのこと逆転の発想で、ショートコースでは2回打ちをオーケーにしたらどうでしょう。週末は混むので、禁止になると思いますけど、ウイークデーはあくまでも練習ラウンドというくくりにして、2回打ちはもちろん、流れに任せて、打ち放題にしてもいいかもしれません。

 というわけで、ショートコース=練習ラウンドという文化は、結構進んでいるようです。すなわち、ゴルフ場でラウンドしながら、練習ショットも試してみたいわけですね。そういうニーズが、実際にあるのです。

 ならば、18ホールの本格的なゴルフ場でも、2回打ちオーケーというのをやってみてはいかがでしょうか。

 実際のところ、進行上の問題があって、なかなかうまくいきませんが、ホール貸しをやっているコースはいくつかあります。それはつまり、午後2時すぎぐらいから、空いている1ホールを2時間ほど貸して自由に打っていいですよ、という方法です。

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