【木村和久連載】リゾートコースでは、どうして叩いてしまうのか? (5ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 昔のゴルフ場設計は「懲罰型」と言って、グリーンになかなか乗らないことをよしとする風潮がありました。そもそも表現が「罰」ですから。ドストエフスキーですか?って。とにかく、攻略に失敗したら、自ずと叩くように作っていたのです。

 というわけで、昔の手作りのコースはリゾートゴルフ場と同様、結構難しいという話です。古いコースは先人の知恵に敬服し、悪いことはしていないけど、素直に"罰"を受けましょう。

 そして、きれいなリゾートコースについては、「美しきものにはトゲがある」と理解されたし、ですかね。

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木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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