新旧スターが大集合。マスターズは「優勝候補だらけ」で大変なことに (4ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 左手のケガで戦列を離れていたこともあり、復帰を果たしながら「リトル・スランプ」と評するメディアもある。その一方で、松山のマスターズにおける過去3年間が5位(2015年)、7位(2016年)、11位(2017年)と好成績を収めているため、それに対する評価は高い。

 とりわけ、アイアンショットの精度の高さは「オーガスタ向き」とされ、上位争いに加わる存在のひとりと見られている。日本勢初のメジャー制覇へ、その注目度は決して低くはない。

 最後になるが、一番の注目を集めているのは、やはりウッズだ。

 ヘッドスピードの速さは今季ツアー1位。トップレベルで戦える状態にあることは、すでに周知の事実である。

 加えて、チップ、パットとショートゲームの巧さが復活。4度の戴冠を果たし、最もコースを知る選手ゆえ、優勝候補の最右翼という声があるのも当然のことだろう。

 3年ぶりの出場で、42歳のウッズが5枚目のグリーンジャケットを手に入れる瞬間を迎えれば......これはもう、ゴルフ界にとどまらず、スポーツ界のビッグニュースとなり、歴史的な出来事になることは間違いない。

 まもなく開幕する「ゴルフの祭典」マスターズ。今年はその戦いから片時も目が離せなくなりそうだ。

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