2017.11.20

松山英樹の「最強ライバル」に。
元祖ヤングガンのP・カントレーが復活

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

WEEKLY TOUR REPORT
米ツアー・トピックス

 松山英樹に、新たなライバルの出現か?

 もとUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)のスター選手である、パトリック・カントレー(25歳/アメリカ)のことだ。2017-2018シーズンの第5戦、ラスベガスで開催されたシュライナー・ホスピタル・フォー・チルドレン(11月2日~5日/ネバダ州、TPCサマリン)でついにツアー初優勝を飾ると、「いよいよカントレーの時代が来るだろう」と米ゴルフ界では多大な注目を集めている。

ツアー初優勝を飾ったパトリック・カントレー「もし僕が健康な体を維持できれば、必ず自分が望んでいる場所に戻ることができると思っていた」

 そう語るカントレーはこの5年間、本当に過酷な時間を過ごしてきた――。

 カリフォルニア州ロングビーチ出身のカントレーは、UCLAに進学してオールアメリカンのメンバーとして活躍。2011年には、ジャック・ニクラウス賞、フィル・ミケルソン賞、マーク・マコーマック・メダルなど主要タイトルを総なめし、翌2012年にかけて最長記録(当時)となる通算55週間、アマチュア世界ランキング1位の座をキープした。

 そして2012年、将来を嘱望されたトップアマは、鳴り物入りでプロ転向を果たした。現在、ジョーダン・スピース(24歳/アメリカ)、ジャスティン・トーマス(24歳/アメリカ)ら”ヤングガン”がツアーを席巻しているが、実はそれ以前に、彼らよりも学年的にはふたつ上のカントレーにこそ、その期待がかかっていた。しかもその度合いは、スピースやトーマスをはるかにしのぐものだった。