【木村和久連載】パー4の最大スコアは
「8」。人に優しいルール改定を (2ページ目)
そもそもゴルフの黎明期はアマチュアしかいませんから、あらゆることがアマチュア主導で進化してきました。大きな試合も、最初はアマチュアばかりで、そこにプロが加わって、最初のうちはプロとアマが混在して競い合っていました。
そこで、一緒にプレーできるのなら、ルールを分ける必要性がないと思ったのでしょう。まあ、ここまではあくまでも建前の話です。
本音を言うと、英国伝統の「ベット」が盛んだからですよね。賭けゴルフ発祥の国ですから、プレーヤー同士は同じルールの上で戦ってこそ、"ニギリ"を堂々とふんだくれるわけです。
ともあれ、R&Aがルールを簡単にするなら、我々もひと足お先にルールを見直してみましょうか。
そんなことができるんですか? という方がおりますが、「プライベートルール」ということにすれば、十分可能です。
だいたい「OKパット」なんて、正式なルールじゃありませんよね。正式にあるのは、マッチプレーのときのコンシード(※相手の次のストロークをカップインと認めること)ですから。
各ゴルフ場が決めているローカルルールもあります。例えば、OBや池ポチャした場合は前進4打とか、今日は雨あがりなので「スルーザグリーンはオール6インチリプレース」でやってくださいとかですね。そういうのを事前にチェックしておけば、楽にラウンドすることができます。
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