マスターズに挑む松山英樹、谷原秀人、
池田勇太。日本勢3人の可能性 (4ページ目)
その結果、世界ランキングは48位まで浮上。まさしく土壇場で目標を達成し、見事自力でマスターズへの出場切符を手に入れたのだ。
「神がかり的」と記したが、谷原にとっては、一戦、一戦、丁寧に戦ってきた結果。マスターズでの戦いにも楽しみが広がる。谷原が言う。
「2007年に出場(予選落ち)したときは、フェードしか打てなかった。今はドローも打てるから、それによってどこまでやれるか楽しみ」
どんなときでも焦らず、いや、焦りを外に見せないだけかもしれないが、常にリラックスした表情を見せてプレーするのが谷原の身上。今の勢いのまま、さらに大きな"奇跡"を起こすのか、注目したい。
昨季の日本ツアーで賞金王となった池田は、2011年以来、3度目のマスターズ出場となる。今大会では、"台風の目"的な存在として大暴れが期待される。
長いオフを過ごして、本格的に実戦出場を果たしたのは、3月のWGC メキシコ選手権。同大会では61位に終わったものの、トレーニングでひと回り大きくなった体を駆使して、これまで以上にスケールの大きなゴルフを見せた。
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