「記憶にないほどいい内容」。石川遼がつかんだ米ツアーで戦うショット (4ページ目)

  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko
  • text by Sportiva

「今までにない次元のゴルフができていることは、自分でも感じる。(PGAツアーを戦ううえで)自分に一番足りないと感じていたのは、ドライバーとアイアンの精度。それが、今週は、4日間で(高い精度を保って)続けることができた。こんなことは今までになかった。ただ、今のプレーを『おっ、すごいな』と自分で思っちゃっている。それは、自分のスタンダードじゃないから。これを、自分のスタンダードにできれば、さらにもっと上げていければ......。(優勝争いに加わる選手とは)その辺で、まだ差がある。

 とにかく、今のプレーを続けていくことがすごく大事。続けていくことで、波がありながらも、少しずつ向上していけると思う。先週できなかったことが今週できるようになったのも、やるべきことを継続してきたから。今は練習場と試合と同じようにできている。それを続けていきたい。もちろんまだ、修正するところはある。向上していかないといけないところもある。またしっかり準備をして、次の試合に臨みたい」

 好調の松山英樹と同様、これまでとは明らかに違うゴルフを見せている石川。パットが決まり出したら、優勝争いに間違いなく加わっていけるはずだ。日本勢期待のふたりが、頂点を争う日がまもなく訪れるかもしれない。

■ゴルフ 記事一覧>>

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る