松山英樹も賭けの対象に!?
PGAツアー新コミッショナーの思惑 (4ページ目)
また、フィンチェム氏はプレジデンツカップ(米国選抜vs世界選抜)や世界選手権シリーズ(WGC)を創設。加えて、フェデックスカップというシーズンポイントレースを開始するなど、ツアーの充実を図って、PGAツアーをより大きく成長させてきた。
さて、新コミッショナーのモナハン氏だが、彼の経歴からすると、前コミッショナーのフィンチェム氏が歩んできた道を継承し、ツアーのマーケティング、タイトルスポンサーの獲得など、ビジネス面でその力を発揮していきそうだ。とはいえ、まだ46歳という若さ。斬新かつ新たなアイデアを繰り出して、さらなるツアー発展に力を注いでくれることが見込まれる。
年明け初戦となったSBSトーナメント・オブ・チャンピオンズの際には、会場となるハワイ州マウイ島のカパルア・プランテーションコースで、選手や関係者たちと積極的にコミュニケーションをとっていたモナハン氏。メディアの取材にも対応し、今後の取り組みについて語った。
ひとつは、これだけ大きくなったPGAツアーでも、アメリカ4大スポーツ(MLB、NFL、NBA、NHL)に入っていないことから、「他のプロスポーツリーグのコミッショナーたちから多くを学びたい」と語って、他のプロスポーツ界との連携を強化していく意向を示した。
「(他のプロスポーツの)いいところはどんどん取り入れていく。例えば(サッカーくじのような)ギャンブリングを取り入れることも大賛成。世界的なトレンドをどんどん取り入れていくべきだ」
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